Star Trek: Picard スター・トレック:ピカード 備忘録

Star Trek: Picard スター・トレック:ピカードのレビュー、ネタバレ、備忘録

スター・トレック:ピカード シーズン3 第1話「ネクスト・ジェネレーション」

ついにスタートレックピカード シーズン3が始まりましたね。

シーズン1と2が低評価だった人にもシーズン3は期待できそうですよ!なので今回はツッコミどころは書かずにレビューしたいと思っています。
というかツッコミどころがほとんどないんですよね。

 

第1話「ネクスト・ジェネレーション」、ストーリーからキャラクター、音楽までかなり改善されていると思いました。
それもそのはず、シーズン3からはアレックス・カーツマンとアキヴァ・ゴールズマンが製作総指揮から離れて(やった!)Terry Matalas という方が今回製作総指揮をしています。
第一話の雰囲気が何となく「スタートレックエンタープライズ」に似てると思ったら、このMatalasさん、ENTシーズン3の脚本書いていた方でした。
ENTはシーズン3から「スタートレックらしさ」が戻ってきたので、期待度が上がります。
Matalasさん、TNGが好きなドラマだったそうです。
PICシーズン3に出てくる惑星に自分の名前をつけてるところはご愛敬♪ストーリーがよければ全然許せます。

 

予告編では、ラフィがウォーフと戦ってるとか、クリンゴンであるウォーフが平和主義者になってるとか、せっかくいい終わり方で締められたエピソードのモリアーティ教授がまた出てきたりとか、ラ=フォージが「ロア?」と言ってるとか色々聞いたので、予告編さえ見てませんでしたし、
シーズン1と2がダメだったので、シーズン3は期待せず、「とりあえず最後までつきあうか、ウォーフとラ=フォージも出てくるし」くらいの気持ちでいましたが
スタートレックファンで小説等も全部読んでいるという Robert Meyer Burnett さんが
シーズン3は「ここ最近のスタートレックフランチャイズでは一番良かった」と言っていたと聞いて、ほう、大ファンの彼が言うなら大丈夫かもしれないと思っていたところでした。

 

第1話は映画「スタートレックII カーンの逆襲」と「スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!」の雰囲気が所々ありました。
ファンなら「お!」と思うような小道具がちょこちょこ出てきますし、
エンディング曲もスタートレックの映画に使われた曲と似てると思ったら、映画の作曲をしたジェリー・ゴールドスミスへのオマージュとして Matalas さんが敢えて指示をだしたそうです。

 

エンディングの映像にもいろいろなヒントが散りばめられていて、次のエピソードが楽しみです。
シーズン1と2は観た後に気分が重くなったり、憂鬱になったり、オリジナルとの違いがたくさん出てきてイライラしたりしてましたが
今回は、気になるところはちょこちょこあるものの、ほんとに小さなことでとりあえず許せるレベルでした。
「オリジナルと違う」ときファンがどう感じるかは「指輪物語」ファンの皆様なら分かってもらえるはず。
スタートレックで「次のエピソードが楽しみ」になったのは久しぶりです。
逆にシーズン1と2が好きだった人たちはシーズン3は気に入らなくてネガティブレビューを入れているみたいですね。
シーズン3は真のファンにも楽しんでもらえるシーズンになっていると思いますよ!