Star Trek: Picard スター・トレック:ピカード 備忘録

Star Trek: Picard スター・トレック:ピカードのレビュー、ネタバレ、備忘録

スター・トレック:ピカード シーズン3 第4話「勝ち目のないシナリオ」

第4話「勝ち目のないシナリオ」のレビューです。ネタバレ注意です!

 

5年前の10フォワード、壁に掛けられているピカードとガイナンの写真は、映画『スタートレック ジェネレーションズ』のネクサスの中で出会ったピカードとガイナンのシーンですね。

 

ピカード、イギリス名物のフィッシュ&チップス注文してますね。スターフリートの若者たちに請われて冒険譚を聞かせるピカードですが、それで新しいエピソードを作ってくれるならぜひ見たいと思いました。

 

・ヒロージェンとの遭遇

VOYでデルタ宇宙域にいるはずのヒロージェンがなぜかピカード達を狩ろうとする話。ジェインウェイがホロデッキの技術を与えたせいで、安全装置をオフにした状態でヴォイジャーのクルー達を狩ろうとしたりしてましたね。
今回はウォーフが罠を考え付いたおかげで助かったと言ってましたね。

 

TNG第102話「謎のタマリアン星人」の話もしてました。大好きなエピソードの一つなので、言及されるだけで嬉しいです!

 

シーンは変わって現在のUSSタイタン。今回のシーズン3の良いところは、メインの登場人物以外も役割をちゃんと持っているところです。ブリッジにいる隊員達も、自分の専門に合わせて艦長へ今どんな問題が発生しているか、それを解決するために何ができるかを報告して実行に移していて、プロフェッショナルさが感じられていいです。

 

イカーが息子を亡くしたあとにどうなったかの独白シーンよかったですねぇ。説得力がありました。シーズン1と2にはなかった「うんうんそうだよね、わかるよ」って納得できて共感できるシーンでした。
また、セブンに可変種を捕まえてこいって”非公式に”命令するシーンも経験豊富な艦長らしさが出てよかったです。

 

10フォワードのホロデッキ出てきましたね。パワー無いのに使えるの?って思ってたらちゃんと説明してくれてました。TNGのときはパワー不足でホロデッキが使えないエピソードがあったのでVOYのころからシステム変わったのかな?
「ずっと避けていた話題を…(the elephant in the room)…髪は?」ってとこには思わず笑ってしまいました。2人の間の緊張をほぐす役割もあったようですね。

 

ショー艦長に可変種について聞くセブン。船のコンピューターに情報保管されてそうとも思ったんですが。DS9で、オドーが可変能力を失った後、赤ちゃんの可変種を取り入れることで可変能力が復活するエピソードがあるんですが、その後、睡眠用の鉢は不要になって液体に戻らなくても大丈夫になったはずなんですが、今回の可変種は鉢が必要なんですね。しかも鉢に残りカスがあるかもって今までの可変種とは大分変わってしまってますね。


ショー艦長が見せたタブレット画面の左端にはオドーが表示されていました。オドー役のルネ・オーベルジョノワさんがまだ生きていたらシーズン3に出演できたかもしれないのに本当に残念です。
ショー艦長の「なぜ可変種が転送士官の姿に?」って言ってたのが後から説明されるのかな?とか思ってます。

 

で、殺されたフォスター少尉の部屋から鉢が見つかって、残りカスも入ってたんですが、鉢が隠されてた場所がパネルの裏(影がばっちり見えてて隠れてないじゃんって思っちゃいましたが)。これってTOSのシーズン1 第13話「殺人鬼コドス」でカークの部屋のパネルの裏にフェイザーが隠されていたののオマージュかもしれないですね。

 

ショー艦長の読み通り、鉢は可変種に破壊されていまいました。

 

シュライクではヴァーディクがなんと左手を切断するんですがそれが半分骸骨のような頭に変身します。体の一部が可変種になってて、しかも大元というかリーダーというか、コミュニケーションをとるツールのように使えるんですね。謎が深まります。
切り離した量子トンネル技術、「DAYSTROM INSTITUTE」って書かれてましたね。

 

ホロデッキで話すピカードとジャックにショー艦長が絡んでいきますが、ショー艦長はUSSコンスタンスの生き残りだったんですね。エンディングに出てくるUSS Constanceを回収です。ウルフ359の戦い(宇宙歴44002.3)で破壊された、というのと、彼がなぜピカードとセブンにキツく当たるのか理由が判明します。サバイバーズ・ギルトみたいなものでしょうね。イヤな奴だった艦長の別の一面を見せることでキャラクターに深みがでましたね。

 

ショー艦長を演じるトッド・スタシュウィックさんはENTのシーズン4第9話『バルカンの夜明け』にも出演してます。シーズン3の製作総指揮テリー・マタラスさんとはドラマ版の『12モンキーズ』でも一緒だったみたいですね。

 

このショー艦長がボーグとのウルフ359の戦いについて話すシーンのBGMは実際のTNG『浮遊機械都市ボーグ』から取っているみたいですね。第1話でビバリーが再生していたキャプテンズ・ログ
「艦長日誌、宇宙暦 43996.2 まだ星雲内にいる。意外にもボーグは外で待っているらしい。なぜ私やこの船に興味をもつのか。防衛システムは依然改良中・・・」
これも同じエピソードからでした。何か今後つながりが出てくるのでしょうか?

 

さてエナジーサージのパターン解析をしていたビバリーが、この星雲は実は子宮で、そろそろ出産が始まる、そして生まれるのはファーポイント基地で遭遇したあの生命体と同じ種族ではないかという話になります。ファーポイント基地はTNGの第1話『未知への飛翔』に出てきます。基地全体がクラゲとタコとイカを合わせたような一つの生命体でしたね。

 

皆がそれぞれ得意なことをして力を合わせて脱出しよう!と、ショー艦長の協力も得て、星雲を脱出します。ここはもう実際観てもらったほうがいいでしょう!第3話の「セブン中佐」の伏線もしっかり回収して、シュライクにも反撃して、無事に星雲脱出&新しい生命の誕生も目撃してから「boldly get hell out of here」です!
スペースベイビー達をちょっと調査してからその場を離れたりしないのかな?とか、ワープエンジンでベイビー達にケガさせたりしないのかな?とは思いましたが。

 

歓喜に沸き立つブリッジの中で、5年前を思い出すピカード。あの時10フォワードには実はジャックもいて、ピカードにある質問をしたことを思い出します。
「クルーや艦隊の話ばかりですがそれ以外の生活は?本当の家族とか」と聞く見知らぬ若者=ジャックに対し
「私にとって唯一必要な家族は宇宙艦隊だけだ」と答えるピカード
ジャックが自分に会いに来なかった理由が自分のこの返答にあることに気づきます。

 

イカーはディアナと仲直りしてよかったです。

 

顔を洗っているジャックは鏡の中にまた赤い根か触手のようなものを見、幻聴が聞こえてきます。可変種と何か関係があるんだろうと思いますが、彼らが必要なDNAを持っていたりするんでしょうか?

 

DS9の可変種はボルタとジェムハダーを従えていましたが、PICの可変種(反乱分子)は新しくボルタに似た役割をするものとしてヴァーディクを製造し、ジェムハダー的な存在として彼女の部下のエイリアンを作ったのかな?

 

第5話から第8話までがまたひとつのストーリーのまとまりで、第9話を第10話がシーズンフィナーレになるそうなのでまた次のエピソードが楽しみですね!

スター・トレック:ピカード シーズン3 第3話「17秒」

第3話「17秒」のレビューです。ネタバレ注意です!

 

10フォワードでライカーの息子サディアスの誕生祝いをするピカードとライカー。笑いもあって仲の良い友人という雰囲気が出ててお互いへの敬意も見えていいですねぇ。ライカーが第1話で「ディアナもケストラも私などいない方がいいんです」と言ってたのが気になってたんですが、まさか、連邦のルールのせいでサディアスに必要な医療を与えられなかったのを根に持ってて今回裏で動いてたりするのか?とか考えたりしてます。誕生したときには「”たとえ世界を焼き尽くしても守ってやる”と思いました」と言ってましたしね。

 

セブンがヴォイジャーのプラモを部屋に飾ってましたね。手元で作ってる途中なのは何でしょう。ラ=フォージの娘シドニーがセブンを「セブン中佐」と呼ぶのは後でヒントになりそうです。

 

ビバリー・クラッシャーが息子の存在をピカードに知らせなかった理由として「あなたの子を守れるか自信がなかった」というのは確かに説得力がありましたね。偉大な提督の息子ともなれば狙われるの間違いなしですし。
ピカードビバリーのシーン、字幕がちょっと変でした。「彼が狙いよ」と言った後に「狙いはジャックじゃない」と言ってました。

 

ウォーフ、このシリーズでもちょっと面白いキャラです。真面目にやってるからクスッと笑えるんですよね。
「マートク家のモーグの息子」の後に、「ロジェンコ家セルゲイの息子」って養父のロシア人セルゲイ・ロジェンコの名前まで出てくるの良かったです。さらにデュラス家の敵、ガウロンの打倒者(スレイヤー)って名乗りたくさんあってイイ。さらにさらにカモミールティーを嗜むようになってる!砂糖入れるか?って、ガラス製のティーセット使ったりして、他にも「これは普段着(カジュアル)だ」とか「打ち首は水曜だ」とか、今回の脚本家はよくわかってらっしゃる。

 

そしてなんと可変種が出てきましたね!今回モリアーティ教授が出てくるという話だったのと、第1話でジャック・クラッシャーが「サルニア、カーファー、エキソ・ポート。どこでも誰かが現れる」と言ったとき、実際の英語のセリフが「Each time they have different faces=毎回顔が違う」と言っていたのでホログラムなのかなと思っていました。

 

ショー艦長の血がポタポタ落ちてるのを見て、可変種を連想したんですよね。あの黄色い制服を着たオフィサー、最初から怪しい動きをしてましたもんね。
ジャックがヴァーテリウムガスで死にかけてるときに見た赤い根か触手のようなもの、そしてあの赤いドアは何でしょうか?「come to me, connect bridges, we will be together soon, find me」とか言ってました。bridgesは違う単語かもしれないです。よく聞こえなかったので。セブンの背後に現れたので、ボーグと何か関係あるんでしょうか?

 

そして医療室に連れていかれるジャック。ジャックが負傷したと聞いてターボリフトで医療室に向かうピカード。同じタイタンのターボリフト、同じ「17秒間」この時ピカードは父になったのでしょうか?

 

可変種はドミニオン戦争の後に敗北を認めない一派ができて分裂しちゃったんですね。ウォーフが「内部に親しい友人がいる。名誉を重んじる男」とオドーのことを言ってましたね。DS9で、セクション31だったか、可変種をウイルス感染か病気にさせたけど、オドーのおかげで全員治ったものと思ってましたが、もしかして分裂した一派はこの病気のせいで可変種の見た目が変わってしまったんでしょうか?もともとはゴールドでしたけど、今回白と赤で肉っぽくなってますもんね。

 

デイストロームから量子トンネルを盗んだのは目くらまし、ということはあそこにはB4がいたから、ロアもいるんでしょうか?「もっと危険で価値のあるもの」とは?もしかして、モリアーティ教授の入ったホロデッキのキューブが、エンタープライズDが『スタートレック ジェネレーションズ』でヴェリディアン3号星に墜落したときに破損して、その後デイストロームに保管されてるのかな?とか、実はバークレーが「コンピューター、プログラム終了」と言ったときに、モリアーティーのホロプログラムが停止してたりして…と思ったりもしてます。

 

タイタンが星雲の中心部に引き込まれていくときにピカードに「あなたは我々を殺した」と言ったのがライカーらしくない。自分が艦長の時の決断は自分の責任というのはよくわかっているはずで、他の人に責任をなすりつけたりしないと思うんですが。まさかウィリアム・ライカーじゃなくてトーマス・ライカーのほうだったりして。

 

ヴァーディクはジャックを寄こせと言っていた割にはタイタンが航行不能になって星雲の井戸に吸い込まれていったらその場から離れてしまいましたね。本当の目的はジャック、というよりピカードを殺すことだったのでしょうか?

 

星雲の中には生命反応もあったので、未知の生命体がピカード達を助けてくれるんじゃないかと思ってます。

 

第4話はかなり評価の高いエピソードだと聞いているので楽しみです!

スター・トレック:ピカード シーズン3 第2話「撤収」

第2話について書く前に、エンディングシーンに出てくる情報の整理を・・・

 

・何かのデバイスが出てきますが、クリンゴンの遮蔽装置に似てますね。パーツ名がクリンゴン語から英語に変わっていきます。

・DNAの二重らせん構造

・安全装置がオフになったホロデッキが作動中?!しかもLAの10フォワード??

 HOLODECK PROGRAMMING
 INITIATING

 HOLD_SEQUENCE
 PROGRAM:
 ];
 10_FORWARD//BAR_LA
 V.012113. 12111003M

 PROCESSING...
 SAFETY PROTOCOLS: OFFLINE

・この楽譜はTNGファーストシーズン第1話『未知への飛翔』で、データの初登場シーンで吹いていた口笛 "Pop Goes the Weasel" っぽいですね。アンドロイドには口笛は難しいと練習していたシーンです。

・データのポジトロニックブレインを彷彿とさせる映像、何か脳波を読み取るための頭に被せるネットも連想してしまいます。

・ダメージリポート U.S.S Constance は初めて聞いたかも?Constellation Class はスターゲイザーと同じクラスですね。戦闘中に破壊されたらしいです。宇宙歴44002.3といえばアレですよ、アレ。

 OFFICIAL STARFLEET
 WAR DAMAGE REPORT
 SERIAL NUMBER: 6274835492-L
 U.S.S Constance - Constellation Class

 STATUS: Lost in action
 STARDATE: 44002.3

・フリートミュージアムのイメージ。ラ=フォージは今フリートミュージアムにいるそうです。今後昔のスペースシップを拝借したりするんでしょうか?
VOYAGER、PIONEER、ENTERPRISEの1701-A、そしてEXCELSIORが見えます。

・ミリアドコーディック用のピカードのアクセスコード「PICARD 47 ALFA TANGO」が表示されていますが、まさかモリアーティ教授が騙したみたいにアクセスコードが欲しくて実はホロデッキに入れられてるとかじゃないよね?って思いました。

・ショー艦長による PERFORMANCE EVALUATION、たぶんセブンに関するものでしょうね。

・DO NOT SEEK BLAME. DO NOT SEEK ANGER.
第2話で出てきますがあの人物の言葉ですよ!

・どうやらピカードのヒトゲノム情報みたいです。
 HUMAN GENOME
 PT ID: D41-542213
 BIOMED SYS 3069
 PICARD DNA BASE PAIRS

・クウォンタムトンネルっぽく見えますね。盗まれた量子トンネル技術と関係しそうです。

 

冒頭「2週間前」と表示されますが、ジャック・クラッシャーが「最初はフェンリスレンジャー、翌日はクリンゴン、艦隊の制服を着た3人にも襲われた。何ヵ月も追われてるんだ」と言ってたので、2週間前のフェンリスレンジャーとは別のレンジャーに数ヵ月前に襲われたのかな?とちょっとそこが明確ではなかったです。

 

フェレンギが出てきました!このシーズン、特殊メイクが必要なエイリアンが結構でてくるのがいいですね。

 

今回の敵のヴァーディク、いいキャラしてます。演じるアマンダ・プラマークリストファー・プラマーの娘さんで、『パルプ・フィクション』でもダイナーで強盗しようとするカップルとして出演されてます。

 

そして待ちに待ったウォーフの登場!第1話でラフィに対し「YOU ARE A WARRIOR」と言った時点でウォーフだとわかりましたよ!

 

ジャック・クラッシャーはやっぱり!の展開でした。「返事は?」からの「エンゲージ!」はファンにはたまりませんね!
しかし敵はどうしていつも十分な時間を与えるのでしょうか?「1時間待ってやる」とかじゃなくて「今すぐ寄こせ」と言って考える時間を与えないほうがいいと思うんですけどね。

 

聞いたところによると、第3話までがセットアップで第4話から大きく動くらしいです。次週も楽しみですね!

スター・トレック:ピカード シーズン3 第1話「ネクスト・ジェネレーション」

ついにスタートレックピカード シーズン3が始まりましたね。

シーズン1と2が低評価だった人にもシーズン3は期待できそうですよ!なので今回はツッコミどころは書かずにレビューしたいと思っています。
というかツッコミどころがほとんどないんですよね。

 

第1話「ネクスト・ジェネレーション」、ストーリーからキャラクター、音楽までかなり改善されていると思いました。
それもそのはず、シーズン3からはアレックス・カーツマンとアキヴァ・ゴールズマンが製作総指揮から離れて(やった!)Terry Matalas という方が今回製作総指揮をしています。
第一話の雰囲気が何となく「スタートレックエンタープライズ」に似てると思ったら、このMatalasさん、ENTシーズン3の脚本書いていた方でした。
ENTはシーズン3から「スタートレックらしさ」が戻ってきたので、期待度が上がります。
Matalasさん、TNGが好きなドラマだったそうです。
PICシーズン3に出てくる惑星に自分の名前をつけてるところはご愛敬♪ストーリーがよければ全然許せます。

 

予告編では、ラフィがウォーフと戦ってるとか、クリンゴンであるウォーフが平和主義者になってるとか、せっかくいい終わり方で締められたエピソードのモリアーティ教授がまた出てきたりとか、ラ=フォージが「ロア?」と言ってるとか色々聞いたので、予告編さえ見てませんでしたし、
シーズン1と2がダメだったので、シーズン3は期待せず、「とりあえず最後までつきあうか、ウォーフとラ=フォージも出てくるし」くらいの気持ちでいましたが
スタートレックファンで小説等も全部読んでいるという Robert Meyer Burnett さんが
シーズン3は「ここ最近のスタートレックフランチャイズでは一番良かった」と言っていたと聞いて、ほう、大ファンの彼が言うなら大丈夫かもしれないと思っていたところでした。

 

第1話は映画「スタートレックII カーンの逆襲」と「スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!」の雰囲気が所々ありました。
ファンなら「お!」と思うような小道具がちょこちょこ出てきますし、
エンディング曲もスタートレックの映画に使われた曲と似てると思ったら、映画の作曲をしたジェリー・ゴールドスミスへのオマージュとして Matalas さんが敢えて指示をだしたそうです。

 

エンディングの映像にもいろいろなヒントが散りばめられていて、次のエピソードが楽しみです。
シーズン1と2は観た後に気分が重くなったり、憂鬱になったり、オリジナルとの違いがたくさん出てきてイライラしたりしてましたが
今回は、気になるところはちょこちょこあるものの、ほんとに小さなことでとりあえず許せるレベルでした。
「オリジナルと違う」ときファンがどう感じるかは「指輪物語」ファンの皆様なら分かってもらえるはず。
スタートレックで「次のエピソードが楽しみ」になったのは久しぶりです。
逆にシーズン1と2が好きだった人たちはシーズン3は気に入らなくてネガティブレビューを入れているみたいですね。
シーズン3は真のファンにも楽しんでもらえるシーズンになっていると思いますよ!

スター・トレック:ピカード シーズン2 第10話「別れ」

スター・トレックピカード シーズン2のツッコミどころを備忘録として記録していきます。

 

・早くスン博士を捕まえないと!と思っているのは視聴者だけで、ピカード達はシャトー・ピカードでなんかゆっくりしてるし。第9話の直後にスン博士を探していれば、スン博士がアメリカに帰国する前に捕まえらるはずなのに。
さすがにクイーンがいなくなった後でも転送が使えるはずはないから、フランスで確保できたはずだけど。

 

フランスとアメリカ ロサンゼルスの時差は、4月15日の話だからサマータイムで9時間。スピアヘッド・オペレーションズのプライベートジェットを使ったとしても直行便で11時間くらいはかかる。フランスの4月の日の出は7時半くらいらしい。スン博士がシャトー・ピカードから逃げ出したのは日の出の後だったから、ピカード達がすぐ転送で追いかけたとすると、ロサンゼルスは4月14日の夜23時くらいになるはずなのにもうかなり明るくなってた。スン博士がピカード達より前にロサンゼルスに帰って、ドローンを設定して、リオス達を罠にかけるための録音まで作って、ルネを殺すための神経毒を準備して、それから発射台(都合のよいことにロサンゼルスにある)まで移動するのは不可能では?

 

クイーンが出発前にスン博士を元の場所に戻しているならわかるが、クイーンの目的はシレーナ号を手に入れることであって、その目的を達成した後にスン博士のことまで考えてあげる義理はないし、そういうタイプじゃないからスン博士が転送でロスに戻ったとは考えられない。それにクイーンは第9話で「エウロパ計画を延期させるな」と言ってるからスン博士に有利になるようなことはしないはず。

 

・で、「スンはどこだ?」「家にいる」って家まで行くけど実はいませんでしたって、スーパーバイザーのトリコーダーは生体反応を探すから、スンを探せば発射台にいるってすぐわかりそうなものなのに。


ドローンを破壊するシーンが欲しかったのはわかるけど。ドローンを止めるのも、ラフィじゃなくてセブンのほうが仕事早いんじゃないかな。

 

・タリンはルネを救うために自分を犠牲にしようとします。止めようとするピカードに「私の運命を決めないで。私の命は私のもの。命は本人次第。私が死んだとしても、あなたの母親の死も、あなたの責任ではない。」と言いますが、これはある意味自殺を後押しするような表現でちょっと心配になりますね。

 

で、準備してたと言ってたわりには、転送でセキュリティの内側に入ることなく、無計画に行動します。たまたまセキュリティの外側に宇宙飛行士の着替え室があったからいいものの。たぶん準備してたと言ったのは嘘だったんだろうな。


スーパーバイザーはペン型のフェイザーを持ってたので、それでスン博士を麻痺させるのかなと思ってたらあっさり神経毒のついた手で触られてましたが、タリンはロミュランなので人間用の毒は効かないというか、死ぬまではいかないのでは?スン博士も神経毒といいながら、手袋をせずに素手で直接触ってはがしてたら自分も死ぬよ?制作陣はほんといろいろ抜けてますよね。

 

ピカードはタリンと一緒に行ったのに、何をするでもなく隠れてるなんて、ピカードの無駄遣いですよ。
ピカードなら自分もできることがないかと何か行動に移すのでは?

 

・スン博士、ルネを殺したと思ってたのに、まだ生きてることを知って荒れてましたが、娘のコレーに今までの研究データを全部削除されてしまいました。で、引き出しから取り出したファイルが「プロジェクト・カーン」・・・
アダム・スンは遺伝子学者で、「優生学の乱用」とも出てたので、カーンと繋げてくるだろうなと思ってたらやっぱりでした。
6話のレビューでも書いたように、カーン・ノニエン・シンとヌニエン・スン博士の名前が似ているのはジーン・ロッデンベリーの友人Kim Noonien Singhさんからとったからです。
カーンは1996年にはSSボタニー・ベイで地球を離れていますので、ファイルの日付が1996年6月7日だとTOSと整合性が合わないですし、カーンは何十人もいる優生人類の内の一人なので、「優生人類プロジェクト」とかならわかりますが、カーンの名前をプロジェクト名にするのはおかしいです。
しかし極秘ファイルを無造作に引き出しに入れとくのも変ですね。

 

・ルネの隣にいる宇宙飛行士の左腕には日本の国旗がついてましたね!

 

・コレーは何者かに呼び出しをくらってロウリー街460まで出向きますが、ここで何とウェスリー・クラッシャーが登場。スーパーバイザー/監査官を各文明に送っている宇宙人は今まで明らかにされていませんでしたが、カーツマンはここでトラベラーと繋げてきましたね。監査官について話を広げたい、というより、ウィル・ウィートンを何とかして出したい、ウェスリーといえばトラベラー!という安易な思いつきのほうが先にきたんじゃないかと思います。
コレーに「君も旅人だ Welcome to The Travelers」と言いますが、TOS「宇宙の果てから来た男 / Where No One Has Gone Before」のタウ・アルファC惑星人が自分で自分のことを「(いうなれば)旅人だ」と呼んだだけであって、”The Travelers トラベラーズ”は種族の名前ではありません。

 

ウィル・ウィートンは好きなので見れてよかったですが、このシーンの彼はウェスリー・クラッシャーというよりビッグバン☆セオリーのウィル・ウィートンという感じでしたね。

 

・「トリコーダーに通信バッジ、フェイザーバタフライ効果を起こすのはこれだけ」とか言ってましたが、バタフライ効果につながる危険な行動をめっちゃしてましたよ!
クイーンがシレーナ号をGETしたのなんかまさにそうですし。
というかタリンの遺体はどうしたんだろう?埋葬してあげたのかな?

 

・Qはやっぱりピカードを助けるのが目的でしたね。そうじゃないと辻褄があわないですからね。でも正直ここまでする必要はなかったですよね。
「僕はそろそろ死ぬんだ。死ぬ前に何かひとついいことをしたい。君は母親の死について自分を許せないでいる。自分を許し、受け入れる手伝いをしたい」と初めから言っておけば、ピカードは話が通じる相手ですから、数話分短くできましたよね。


TNG「運命の分かれ道 / Tapestry」と「永遠への旅/All Good Things...」のプロットと同じですよね。「運命の分かれ道」ではQがピカードの行動が原因で死んだ人々の声を聞かせるシーンがあるんですが、当然ですけど母親の声は聞こえてこなかったですよね。Qは過去も未来もどんな小さなことでもわかる能力があるので、母親が自殺してるならピカードと初めて会ったときから知ってるハズですけどね。

 

・当然Qが元の世界に戻してくれることになるんですが、ラフィ、片手でQの首を絞めていて、本当に短絡的・攻撃的でスターフリートオフィサーとは考えられない。スターフリートもレベルが落ちたというか、ラフィのような人間は本来ならスターフリートには入れないですよ。私がQならラフィは無礼だから2024年に置いてけぼりにしますね。

 

あと思った通りリオスは2024年に残る決断をします。宇宙船の船長だった人間が、宇宙を飛び回ることができなくなる生活に満足できるのか疑問ですが。

 

・Qの最後のセリフ、「Mon Capitaine」は良かった。

 

・で、第1話のスターゲイザー自爆直前に戻るわけですが、ピカードはクイーンがアグネスであること、その行動に何かの理由があることに気づき自爆を止めます。
でも、つい数十分前には、タリンの「ジュラティが嘘をつくと思う?」という問いかけに対して、「(ボーグが嘘をつく理由はたくさんある。彼女の)一部はボーグだ」と言って、クイーンアグネスを全く信用していなかったのに、スターゲイザーに戻ってきたら180度態度を変えてクイーンアグネスを100%信頼するって、言動に一貫性がなさすぎます。

 

・クイーンの目的は銀河を破壊するほどのパワーを持つ三重量子波を止めることで、それにはボーグと艦隊のシールドを合わせる必要がある、と言ってましたが、それならそうと最初から説明したらよかったのに。
で、セブンが指揮官に抜擢され、さっそくクイーンがボーグシップと艦隊を移動させますが、またスターウォーズ的なピュンピュンピュンという移動の仕方・・・正直かっこ悪く見えるんですが。

 

エクセルシオールのシールドがうまく働いておらず、ラフィがエクセルシオールにコンタクトすると案の定エルノアが登場。
でもエルノアって保安要員として採用されたと言ってましたよね?保安要員がなぜサイエンスオフィサー的な仕事をしているのか?

 

・当然ですが三重量子波を止める任務は無事に終わり、トランスワープコンジットが現れます・・・ってこれは「エクスパンス」のパクリではないですか。
クイーンが「近くで監視する必要がある。我々はここに残って番人(gradian of the gates)になろう」とオファーしてピカードも受け入れてますが、たぶんこれ後々宇宙連合で問題になるパターンですね。
ボーグがトランスワープコンジットを占有して自分達の都合のいいように利用するかもしれない、とかボーグは信用できないから、共同で監視するべきだ、とか。

 

・さてピカード達はまた10フォワードに行ってガイナンと祝杯を挙げます。ガイナンはリオス達がその後どんな人生を送ったのかを説明します。
シャトー・ピカードに戻ったピカードは、そこを去ろうとしていたラリスに自分の気持ちを伝え、残ってくれるよう頼むところでやっとシーズン2終了です。

スター・トレック:ピカード シーズン2 第9話「かくれんぼ」

スター・トレックピカード シーズン2のツッコミどころを備忘録として記録していきます。

 

・ボーグドローンと化したスピアヘッド・オペレーションズが転送で現れたのを見て「船を降りるぞ」ってリオス、船に留まって守ろうとはしないの?自分の船でしょ?
ピカード達はなぜわざわざ船から離れたところに転送で降り立つのか?船の内部が無理でもすぐ近くに転送すれば早かったのに。
スピアヘッドの兵士たちは緑色のレーザー切ろうよ。わざわざ居場所を教えるようなこと普通しないって。暗視スコープ持ってなかったの?
スン博士も、転送で一瞬のうちにフランスまで来てるのに驚いた様子もない。ボーグの技術も含めて、軍事応用しようと考えるのが自然だと思うけど。

 

・エルノアのホログラム、左腕にモバイルエミッターらしきものをつけてますが、ホロデッキの外に出るとき用なので船の内部ならエミッターいらないですからね。エミッターとしてつけてるなら制作陣はモバイルエミッターが何かわかってないですね。
あとクイーンはホログラムの機能を切ればエルノアを簡単に排除できますけど?
エルノアは銃じゃなくて剣を選んでしまうのはやっぱりクワト・ミラットの性ですかね。

 

・セブンが「ヴォイジャーの後宇宙艦隊に申請したけどボーグだから却下された」と言ってましたが、シーズン1でイチェブはスターフリートに入ってましたよ?イチェブも元ボーグ、イチェブがよくてセブンがダメなんて辻褄あいません。
自分たちが作ったストーリーにさえ整合性がないとはカーツマンと制作陣は何をしているんですかね?
それにピカードもジェインウェイも元ボーグですよ。
素質に大きな疑問のあるラフィが中佐になれるくらいなので、セブンなら、ヴォイジャーでの功績・実績・貢献をみれば宇宙艦隊の大佐くらい楽になれます。ヴォイジャーでもクルーの信頼を勝ち得ましたし。
宇宙艦隊は元ボーグだからといって差別するような組織ではなかったはずなんですが、カーツマンの宇宙艦隊はそうみたいですね。

 

セブンは自分は何者なのかと他者との関係についてはVOYで散々向き合って、克服し、自分をありのままに受け入れるという境地にすでに達していましたが?
自分と向き合わずに逃げ続けてなんかいませんでしたよ。
ヴォイジャーのクルーたちもセブンはセブンとして受け入れていましたよ。

 

・アグネス・クイーン、当然転送妨害装置実装してますよね。
ラフィもセブンもチャンスがあったときにさっさと撃ってしまえばよかったのに、「撃たせないで」とか言ってるから形勢逆転される・・・
麻痺設定ならアグネス殺さずに済むから撃ってしまってよかったのに。もしアグネスを殺さざるを得なくても、宇宙の歴史と未来のほうが大切でしょうよ。
でもまあボーグならフェイザー効かないかもな。

 

クイーン、「仲間の個性を受け入れたボーグの集合体を一緒に作ろう」とアグネスに説得されて受け入れたけど、それもうボーグじゃないね。むしろ不完全な人間っぽい。
今の人類はまだ全てのメンバーの個性を受け入れた集合体にはなりきっていないけど、VOYまでの惑星連邦は「全てのメンバーの個性を受け入れた集合体」だったと言えるんじゃないかと。
カーツマンのスタートレックで、連邦は差別と無理解とエイリアン嫌いのある21世紀のレベルに戻ってしまいましたが。
アグネスは良いこと言ってるんだけど、これもまた使い古されたありきたりなセリフばかり。セブンが最高の人間性を発揮したというセリフには賛成するけど。

 

・「船1隻と命の交換なら安いもの」って実際は船1隻と現代から未来までの無限の命、タイムラインとの交換ですよね。
2024年にボーグが25世紀の宇宙船を入手してデルタ宇宙域まで行くってかなりタイムライン破壊されますよ。
デルタにはもう元々のボーグが存在しているので、アグネス・クイーンが地球連合バージョンのシレーナ号でデルタ宇宙域に行くなら、たぶん元々のボーグと戦争になるのでは?
で、内戦を終わらせるためにピカードの協力が必要となって、第一話で助けを求めるという流れになるのか?

 

ピカードの子供時代のトラウマ、「自分がドアのカギを開けたせいで母親が自殺した」という記憶を封殺してきたらしいですが、うーん・・・
もし子供が家族の自殺現場を目撃したなら、24世紀なら特に、子どもにカウンセラーつきますよね?あの父親ならピカードのことを心配してカウンセリングを受けさせるはず。
受けなかったとしてもピカードならスターフリートに入るころまでには自分の中で何かしらの折り合いをつけているのでは?


TNG「悲しみのアカデミー卒業式/The First Duty」のピカードの有名なセリフを思い出してほしい。

 

「The first duty of every Starfleet officer is to the truth, whether it's scientific truth or historical truth or personal truth! It is the guiding principle on which Starfleet is based. And if you can't find it within yourself to stand up and tell the truth about what happened, you don't deserve to wear that uniform!」

「艦隊士官の第一の使命は真実を守ることだ。科学的真実、歴史的真実、個人的真実、いかなる場合でも。それが艦隊の基本理念だ。真実を語る勇気のない者にその制服を着る資格はない」

 

母親の自殺という「個人的真実」に向き合わないピカードにこんなセリフが言えるわけがない。

 

あと「よく想像したよ。年老いた母が私に紅茶を出し、おしゃべりに誘う姿を」と言ってましたが、TNG「宇宙の果てから来た男」のワンシーンから取ってますね。
母親が自殺したことにしたいからって、あの母親はピカードの想像にするなんて、そうやってオリジナルを汚さないでほしい。
「戦闘種族カーデシア星人」でピカードを拷問するガル・マドレッドもピカードについて調べつくしているはずだから、もし本当に母親が自殺しているなら、それを拷問に使わない手はない。
もしピカードが母親の自殺という個人的真実に向き合わず、思い出さないようにして逃げ続けてきていたなら、それを指摘されればピカードは拷問に屈していたと思う。真実に向き合わないことは弱さの表れだから。
こういう理由でStar Trek: Picardはスタートレックの正統な続編ではない。TNGとはタイムラインが違うと思わざるを得ない。

 

・「成功には2人のルネが必要。一人は生きて一人は死ぬ」と言ってましたが、まさか火事で亡くなったピカードの甥レネ・ピカードのことじゃないよね?

 

・アグネス・クイーンの乗ったシレーナ号を見上げるメンバーたちですが、ラフィはあれだけエルノア大事だったのに、彼の遺体はシレーナ号に乗せたままなのに気にする様子が全くないのはなぜ?
さすがに地球に埋葬するわけにはいかないのはわかるけど。

 

「船の奪取は何としても阻止せねば」と言ってたのに、船が飛んで行ってしまったら「友人を失ったな。だが何とか持ちこたえた」ってあっさり。

 

で、皆がいるのはフランスで、スン博士は転送でフランスに来たからパスポートもないだろうし、スマホがフランスでも使える契約だと仮定して、スピアヘッド・オペレーションズに迎えを頼むとしてもまだそう遠くには行ってないはずだし、ピカード達は今なら比較的簡単に彼を捕獲できるはずですが、その辺みんな考えてもいないのはなぜ?
タリンの機器か、誰かトリコーダー持ってるならそれでスン博士の居場所わかりそうなものだけど?
あとスピアヘッド・オペレーションズの兵士たちの死体は放置していくんですかね?

スター・トレック:ピカード シーズン2 第8話「情け」

スター・トレックピカード シーズン2のツッコミどころを備忘録として記録していきます。

 

・FBIの流れ、丸々なくても困らないですよね。
森の中を走ってた少年はFBI捜査官ウェルズだったか。で、バルカンは地球で何してんの?
このウェルズのキャラは好きだけど、正直この流れはなくてもストーリーに影響しないですよね。クリフハンガーが欲しかったから7話の最後にぶっこんだだけで、大した意味はない。
ガイナンとウェルズが「バルカンを見た少年があなただったのは必然」「私が君たちをここから解放できるから?」的な会話をしてましたが、そもそもウェルズがバルカンを見なければ、彼は宇宙人探しに躍起になることはなかったから、ピカードとガイナンがFBIに逮捕されるという流れもなかったんじゃないですか?
脚本家はこの矛盾に気づかないのか?
リオスのコミュニケーターをやっと見つけてくれて、記録にも残さず返してくれたのは確かに良かったけど、FBIクビになったし。
ちなみにこのウェルズ役の俳優さんはVOYにも出演されてます。

 

・QがFBIのジャンパーを着て登場しますが、「なぜ到着が遅れたと思う?」と言われて、バスで来たとか言わないでよ~と思っていたら「歩いてきた」んですって!
パワーが無くなったのはわかるけど、「歩いてきた」とかQのイメージが・・・そしてパワーないならどうやってFBIに入ったの?

 

そして過去に来たのはピカードの意志だって。ピカードが過去のトラウマを気にしてたから?ヴィジョンはQが見せたんじゃなかったの?
「彼は捕らわれてる」とガイナンが言ってますが、FBIに捕らわれている、という意味ですがQは過去に捕らわれているとして返答してますね。
全人類が過去に捕らわれてるんだって。カーツマンはそれで何を伝えたいのか?
カーツマンにとっては、過去のトラウマは普通のことなのか?
ガイナンが「壊れたものは人の中に留まる。それと向き合わないと過去を生きるしかない。向き合うのはもっと進化したいから」と言ってましたが、これもまたどこかで聞いたようなセリフでオリジナリティや新しい発見がないですよね。

 

「死にそうだから最期に何かしたい」というQの動機は分かったけど、ピカード地球連合のタイムラインに送ったその目的=Qが達成したいことは何なのか?がはっきりしない。

 

・ボーグアグネス、スマホから取ったリチウムイオン電池を何らかの形で体に取り入れて?それで古い車からチャージ?車がリチウムイオン電池を使ってるとは考えにくいから車のバッテリーからチャージしてそうだけどどうやって変換したんだろう。
で、スン博士にうまいこと言って、スピアヘッド・オペレーションズを同化するんですが、狙いはシレーナ号って、いやちょっと待て、転送でアグネスだけ船に戻ったほうが早くないか?
リオスが転送が使えないとか言ってたけど、前の7話で使ってたよね?なぜ突然使えなくなるの?
ボーグの割り込みコードのせいなら、アグネスは操作可能だから、遠隔操作でリオスら邪魔者をいきなり外に転送して、アグネスだけ船に戻る、ということができるよね?
ていうかむしろパーティーなんかに参加せずに、ピカードたちを罠にはめてシレーナ号を奪ったほうが早くないですか?アグネスを同化するのに時間かかるならその間ピカード達を拘束室かどこかに監禁しておいて、同化が完了したらピカード達も同化すればいい。
さらにボーグなら2024年の地球からまず同化しますよ。地球を同化してからシレーナ号を手に入れても遅くないですし。
ボーグクイーンがわざわざ遠回りの方法を選ぶのは信じられない。一番最短コースで確実な方法を選択すると思いますが?
「400年前の今、銀河を同化する気だ」って言われて、ピカード「船は渡せない、我々が戻れなくなってしまう」って心配するとこそこ?!戻れなくなるも何も、未来が全部変わってしまいますが???